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Road to 3DCG

シチューごはん - 非破壊ソフトサーフェイスモデリング

2020-06-13

ホワイトシチューごはん、ミッフィーのファンアートです。マテリアルはEeveeのプロシージャルテクスチャだけを使っています。ちょっと前に公開してBlenderArtistsのTop RowとBlenderNationで紹介していただいた作品ですが、この手のものもなるべくブログに載せておくことにしました。

"White Stew and Rice" Non-destructive Soft Surface Modeling - BlenderNation

この作品は、ごく単純なメッシュをベースにしてモディファイアで形を仕上げる方法をとっています。非破壊ハードサーフェイスモデリングでよく使われている方法なので、勝手に「非破壊ソフトサーフェイスモデリング」と呼んでます。

非破壊的な編集なので、モディファイアの内容を変更するだけで形状を変更できるし、他のモデルを作るときに流用するのも簡単です。もちろん不要なときはモディファイアの表示をオフにできます。

パーティクルを非表示にしたところ
モディファイアを全部非表示にしたところ

エディットモードでたくさんの頂点がごちゃごちゃしてて、今どこを編集してるんだかわかんなくなる状況とはおさらばです。私のように物の整理が苦手な人間でも、シーンの管理が楽にできるようになりました。

動画では基本的な考え方の説明をしています(日本語字幕もつけてあります)。PlaneやCircleやSphereなどから作り始めると述べてますが、今回の作品を見返してみたらほとんどの部分がPlaneからできていました。人参は頂点数5つのCircle、レタスはCircleをいくらか分割したものです。

食品モデリングはハードサーフェイスモデリングと違って、面の平滑さや形状の正確さはあんまり必要ありません。逆に、歪みを有機的な味わいとして利用することを試みています。

使用ソフトのバージョン: Blender 2.82